枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

描きまさりするもの

 絵に描くと実物より勝ってるもの…。松の木、秋の野、山里、山道。


----------訳者の戯言---------

前の段の続きというか、対になってる段です。

今回は率直な感想というのがなかなか思い浮かばないというか、そんなもんなのかなぁという感じです。

たしかに地味な印象の風景ばかりで、これを実際に絵にしたもの、清少納言が見た絵を見たい気はしますね。というか、これ、前の段で少し書いたように、描く人の力量のような気がします。下手な人が描いたらやっぱり実物に勝っては見えないだろうなと思うんですよね。

さておき、短いし、地名とかも出てこないので、こういう段は楽々でうれしいです。


【原文】

 描きまさりするもの。松の木。秋の野。山里。山道。

 

枕草子 上 (ちくま学芸文庫)

枕草子 上 (ちくま学芸文庫)