枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

冬はいみじう寒き

 冬はすごく寒いの(がいい)、夏は今まで経験してないくらい暑いのがいいの。

----------訳者の戯言---------

めちゃくちゃ寒いのとか、かつてないくらい暑いのが良い!と言い切ってます。中途半端なのはいらんということですね。
四季ってそういうもんでしょ、ということでしょう。季節感を大事にするというスタンスはすごくいいと思います。

経済効果的にもいいですしね。でもそれは平安時代ですから、関係ないですか。そうですか。

それでも去年でしたっけ、埼玉の熊谷で41度超えましたよね。確かに去年の夏は暑かったです。
清少納言も「世に知らず暑き」がいい、なんて言ってますが、さすがに41度超えは想定外でしょう。温暖化とかヒートアイランドとかフェーン現象とか知らないでしょうし、熱中症で人が亡くなることもある、とわかってれば、こんなことをお気楽に書けませんよねー。

というわけで、個人的にはエアコンがある時代に生まれてよかったとつくづく思います。


【原文】

 冬は いみじう寒き。夏は 世に知らず暑き。

 

NHK「100分de名著」ブックス 清少納言 枕草子

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