枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

松の木立高き所の② ~いみじうことわりなど言はせて~

(僧侶が)もののけに、すごく謝罪の言葉を言わせて、許してやるの。「几帳の中にいると思ってたんだけど、無意識のうちに人前に出てしまってたんですね。どんなことが起こったのかしら…??」って女の子は恥ずかしがって、髪の毛で顔を隠して奥に入り込もう…

松の木立高き所の①

松の木立が高いお屋敷で、東や南の格子を全部上げてあるもんだから涼しそうに透けて見える母屋に、四尺の几帳を立てて、その前に円座(わろうだ)を置いて、40歳くらいのすごくいい感じの綺麗めの僧侶が墨染で薄めの袈裟を美しく着こなして、香染の扇を使っ…