小舎人童
小舎人童は、小さくって髪がすごくキレイで、髪の毛ー本一本もさらさらで、少し華やいだ感じの子が、素敵な声で、かしこまってお話しするのが、とっても品があってかわいいのよね。
----------訳者の戯言---------
小舎人童は「節は五月にしく月はなし」「細殿に人あまたゐて」で出てきました。所謂召し使いの少年だそうですが、美少年が多かったのか、彼女的には気になる存在だったのかもしれません。ショタコン趣味も多少はあったのでしょうか。
【原文】
小舎人童(こどねりわらは)は 小さくて髪いとうるはしきが、筋さはらかに少し色なる、声をかしうて、かしこまりて物など言ひたるぞ、らうらうじき。