枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

小舎人童

 小舎人童は、小さくって髪がすごくキレイで、髪の毛ー本一本もさらさらで、少し華やいだ感じの子が、素敵な声で、かしこまってお話しするのが、とっても品があってかわいいのよね。


----------訳者の戯言---------

小舎人童は「節は五月にしく月はなし」「細殿に人あまたゐて」で出てきました。所謂召し使いの少年だそうですが、美少年が多かったのか、彼女的には気になる存在だったのかもしれません。ショタコン趣味も多少はあったのでしょうか。


【原文】

 小舎人童(こどねりわらは)は 小さくて髪いとうるはしきが、筋さはらかに少し色なる、声をかしうて、かしこまりて物など言ひたるぞ、らうらうじき。