枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

雑色、随身は

 雑色や随身は、少し痩せててスリムなほうがいいわね。
 男は、やっぱり若いうちは、そんな風にスラッとしてるほうがいいのよ。すごく太ってる人は眠たそうに見えるもんね。


----------訳者の戯言---------

雑色(ぞうしき)というのは、貴族の家の雑用係だそうです。
随身については「をのこは、また、随身こそ」の段で詳解しています。警護係、ボディガード役ですね。

やっぱり昔も、痩せててスラッとしているほうがカッコよかったのかなーと思います。特に若いスタッフはですね。その辺のセンスは今とあまり変わらないようです。


【原文】

 雑色・随身は 少し痩せて細やかなるぞよき。

 男は なほ若きほどは、さるかたなるぞよき。いたく肥えたるは、いねぶたからむと見ゆ。


検:雑色随身は 雑色・随身

 

リンボウ先生のうふふ枕草子

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