雑色、随身は
雑色や随身は、少し痩せててスリムなほうがいいわね。
男は、やっぱり若いうちは、そんな風にスラッとしてるほうがいいのよ。すごく太ってる人は眠たそうに見えるもんね。
----------訳者の戯言---------
雑色(ぞうしき)というのは、貴族の家の雑用係だそうです。
随身については「をのこは、また、随身こそ」の段で詳解しています。警護係、ボディガード役ですね。
やっぱり昔も、痩せててスラッとしているほうがカッコよかったのかなーと思います。特に若いスタッフはですね。その辺のセンスは今とあまり変わらないようです。
【原文】
雑色・随身は 少し痩せて細やかなるぞよき。
男は なほ若きほどは、さるかたなるぞよき。いたく肥えたるは、いねぶたからむと見ゆ。