枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

をかしと思ふ歌を

 いいなって思う歌をノートに書き留めておいたんだけど、言ってどうなるものでもない身分の低い者がその歌を歌ったのは、すごく不愉快だわ。


----------訳者の戯言---------

まさに差別主義者・清少納言の最も清少納言らしいところがあらわれた一文です。いけませんね、こんなことでは。今一度コンプラを見直していただきたいと思います。


【原文】

 をかしと思ふ歌を草子などに書きて置きたるに、いふかひなき下衆のうちうたひたるこそ、いと心憂けれ。

 

枕草子