扇の骨は
扇の骨は、朴(ほお)の木。色は赤いの。紫。緑。
----------訳者の戯言---------
扇は朴木の自然木のまんまのやつが良い、ってことでしょうか。他には塗骨と言って、漆塗りをしたものなんかもありました。
「小白河といふ所は② ~少し日たくるほどに~」では、赤い紙の扇がフィーチャーされてましたね。みんな赤いのを持ってて撫子みたいだと。
「中納言殿まゐり給ひて」という段で、すごくいい扇の骨のことを話してて、どんな骨?って聞いたら、「見たこともない骨」だって言うもんだから、「それは扇の骨ではなくてクラゲの骨じゃない??」と清少納言がうまいこと言ったという自慢話もありましたね。
扇の骨と色の話です。よくわからないですが、赤、紫、緑が良かったようですね。一応書いとけ、ぐらいの短さ、内容の無さです。
【原文】
扇の骨は 朴。色は赤き。紫。緑。