枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

扇の骨は

 扇の骨は、朴(ほお)の木。色は赤いの。紫。緑。


----------訳者の戯言---------

扇は朴木の自然木のまんまのやつが良い、ってことでしょうか。他には塗骨と言って、漆塗りをしたものなんかもありました。

小白河といふ所は② ~少し日たくるほどに~」では、赤い紙の扇がフィーチャーされてましたね。みんな赤いのを持ってて撫子みたいだと。
中納言殿まゐり給ひて」という段で、すごくいい扇の骨のことを話してて、どんな骨?って聞いたら、「見たこともない骨」だって言うもんだから、「それは扇の骨ではなくてクラゲの骨じゃない??」と清少納言がうまいこと言ったという自慢話もありましたね。

扇の骨と色の話です。よくわからないですが、赤、紫、緑が良かったようですね。一応書いとけ、ぐらいの短さ、内容の無さです。


【原文】

 扇の骨は 朴。色は赤き。紫。緑。