枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

筆は

 筆は冬毛。使うのにも、見た目にも良いわ。兎の毛のも。


----------訳者の戯言---------

筆には山羊、馬、狸、鹿、兎、鼬(いたち)などの獣毛を使うらしいです。当時はどうだったのでしょうか? それほど今と変わらないような気もしますね。


冬毛というのは冬の抜け変わる毛で、おおむね白いので見た目にも良いとしたのでしょう。

兎毛の筆は弾力が強く、まとまりが良いそうですね。野兎ですから、結構ゴワゴワらしいですが、毛先はとても滑らか、つまり動物の毛にしてはざらざら感が少ないものだそうです。

ということで好みの筆の毛はコレね!でした。
カンタンにまとめちゃった段ですね。もうちょっと蘊蓄とかエピソードとかないんでしょうか。オチは? さんま御殿でさんまさんに「あーあーそうなんや。ほいで?」って言われるやつですね。


【原文】

 筆は 冬毛。使ふもみめもよし。兎(う)の毛。