枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2020-05-07から1日間の記事一覧

大夫は

大夫(たいふ)は……。式部の大夫。左衛門の大夫。右衛門の大夫。 ----------訳者の戯言--------- 大夫(たいふ)というのは、五位以上の男性官吏のことを言います。一種の敬称です。「上達部は」の段で出てきた「春宮の大夫」のような官職としての「大夫」は…

権の守は

権の守(ごんのかみ)でいいのは…。甲斐。越後。筑後。阿波。 ----------訳者の戯言--------- さて、国司、特にその長官である守(かみ)の権官「権の守」です。「上達部は」の段でも書きましたが、藤原氏をはじめとして、大臣経験者のいるセレブリティの子…