枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2020-04-22から1日間の記事一覧

弘徽殿とは閑院の左大将の

弘徽殿(こうきでん)っていうのは、閑院の左大将(藤原公季)のお嬢様で女御の義子さまのことをそのように申し上げるの。その方に「うちふし」っていう者の娘で左京という名前の人がお仕えしてたんだけど、その人と「源中将が付き合ってるのよね」って女房…

宰相の中将⑥ ~内裏の御物忌なる日~

帝の御物忌の日、右近の将監で、みつナントカっていう者を遣わせて、源中将が畳紙(たとうがみ)に書いて届けて来たのを見ると、「参上しようと思ってます、今日明日は御物忌なので。『三十の期に及ばず』はどうでしょうか?」って、言ってきたから、返事に…