枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2020-04-20から1日間の記事一覧

宰相の中将③ ~月ごろいつしかと~

この何カ月かの間、今か今かと思ってたことさえ、我ながら物好きだわって思ってたんだけど、どうしてそあんな風に予想どおり!みたいにおっしゃったのかしら? いっしょになって悔しがって言ってた中将(源宣方)は何も気にせずに座ってるもんだから、「あの…

宰相の中将② ~この四月のついたちごろ~

実はこの四月の一日ごろ、細殿の4つめの出入口に殿上人がたくさん立ってたの。だんだんと姿を消してって、頭の中将(藤原斉信)、源中将(宣方)、あと六位の蔵人が一人残って、いろいろなことをしゃべって、お経を読み、歌を歌ったりしてたらね、「もう夜も…