枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2020-04-17から1日間の記事一覧

故殿の御服の頃② ~左衛門の陣までいきて~

左衛門の陣まで行って、転げて騒ぎ回った人もいたみたいだけど、「これはやっちゃだめなことですね。上達部がお座りになる椅子なんかに女房たちが上って、政官なんかの座る床子を全部倒して壊しちゃいましたよ」なんて、マジメに諭す人たちもいるんだけど、…

故殿の御服の頃①

道隆さまが亡くなって喪服を着てた頃、6月の末日、大祓ということで中宮さまが退出されるはずなんだけど、職の御曹司は方角が悪いってことで、太政官庁の朝所(あいたどころ)にいったんお移りになっていらっしゃるの。その夜は、暑くてどうしようもない暗闇…