枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2019-09-16から1日間の記事一覧

殿上より、梅のみな散りたる枝を

殿上の間から、梅の花が全部散っちゃった枝を「これはどうですか?」って言ってきたから、シンプルに「早く落ちにけり」って答えたら、その詩を声に出して唱えて、殿上人が黒戸にすごくたくさん座ってるのを、帝がお聞きになって、「まあまあ良い歌なんかを…

淑景舎、東宮に参り給ふほどのことなど⑨ ~日の入るほどに~

日が沈む頃に帝が起きられて、山の井の大納言(藤原道頼)を呼び出して、お着物を整えさせなさって、お帰りになるの。桜襲の直衣に紅色の衣が夕日に映えてる様子なんて、畏れ多過ぎてこれ以上書くのがはばかれるほどでね。山の井の大納言は、定子様たちの腹…