枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2019-04-01から1日間の記事一覧

よき家の中門あけて

高貴なお屋敷の中門を開けて、白くてキレイな檳榔毛の車に、蘇芳の下簾の色あいが綺麗なのを、榻に立てかけてるのはすばらしいものだわね。五位、六位なんかの人が下襲の裾を帯に挟んで、笏のすごく白いのに扇を置いて、行ったり来たりして。それから、ちゃ…

ちごは

子どもがおかしげな弓や、ムチみたいな物とかを振り上げて遊んでるのは、すごくかわいいね。車を停めて、抱いて入れて、見ていたいくらいだもの。 それから、車でそのまま行ったら、お香を焚いた匂いがとてもとても漂ってきたの。すごく素敵な感じなのよね。…