枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2019-03-11から1日間の記事一覧

七月ばかりに

七月頃、風が強く吹いて雨が土砂降りになった日、おおむねすごく涼しいから、扇であおぐのも忘れて。汗の臭いが少しだけする薄い綿入りの衣をかぶってお昼寝するのはすごくいい気分なの。 ----------訳者の戯言--------- 旧暦七月というと、おおよそ今の8月…

虫は

虫は、鈴虫、ひぐらし、蝶、松虫、コオロギ、キリギリス、われから、蜻蛉、蛍なんかが、いいわね。 ミノムシはとっても哀愁があるの。鬼が産んだから、親に似てこの子も恐ろしい心を持っているんじゃないかって、親がみすぼらしい衣を着せて「もうすぐ秋風が…