少し日が昇ってきた頃、三位の中将、っていうのは後の関白殿(藤原道隆)のことなんだけど、香色を使った薄手の二藍の直衣、同じく二藍の織物の指貫、濃い蘇芳の下袴、張りのある白い単衣のとっても鮮やかなのをお召しになって、歩いて入られたのは、こんな…
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