枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

人のうへいふを

 人の噂話をしてるのに腹を立てる人ってほんと嫌だわ。どうして言わないでいられるかしら? 言っちゃうよね。自分のことは別として、こんなにじれったいくらい言いたくなるものってある?? でも、よくないコトみたいだし、それに本人がいつのまにか聞きつけて恨んだりするから、困りものだわね。
 また、気持ちの切り替えがすぐにできなさそうな人には、かわいそうだなって思って(噂話は)しないから、我慢して言わないだけ。そうじゃなかったら、口に出して言って笑ったりもするでしょうね。


----------訳者の戯言---------

どんだけ噂話好きやねん、て話です。意味合いとしては、噂話、悪口、陰口の類ですが全肯定です。しかも、「よくないことみたいだけど、」って。よくないに決まってるじゃないですか。
本人が恨んだりするから困るというのもどうなんですか? 当たり前でしょ。いい大人がそんな感じでいいんですかね?


清少納言、まじ本性現しましたね。なんか思想がめちゃくちゃというか、ゲスです。悪びれてません。カスですね。才女とか言われて人を舐めているのだと思います。あなたのほうがよっぽど困りもので、ワケわからないです。


【原文】

 人のうへいふを腹立つ人こそいとわりなけれ。いかでか言はではあらむ。わが身をばさしおきて、さばかりもどかしく言はまほしきものやはある。されど、けしからぬやうにもあり、また、おのづから聞きつけて、うらみもぞする、あいなし。

 また、思ひはなつまじきあたりは、いとほしなど思ひ解けば、念じて言はぬをや。さだになくば、うち出で、笑ひもしつべし。