枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

をかしと思ふ歌を

いいなって思う歌をノートに書き留めておいたんだけど、言ってどうなるものでもない身分の低い者がその歌を歌ったのは、すごく不愉快だわ。 ----------訳者の戯言--------- まさに差別主義者・清少納言の最も清少納言らしいところがあらわれた一文です。いけ…

また、業平の中将のもとに

また、(在原)業平の中将のところに母の皇女(伊都内親王)が「いよいよ見まく(ますます会いたい)」ってお送りになったの、すごくしみじみと素敵だったわ。それを引き開けて見た時の業平の気持ちが、自ずと思いやられるわね。 ----------訳者の戯言------…

小原の殿の御母上とこそは

小原の殿のお母上って聞いたんだけど、普門っていう寺で法華八講したのを聞いて、次の日に小野殿に人々がたくさん集まって音楽を楽しんだり、詩作をしたんだけど、 薪こることは昨日に尽きにしを いざ斧の柄はここに朽たさむ(薪を切って仏に供える法華八講…