枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

単衣は

単衣は、白いの。束帯の時に紅色の単衣の袙(あこめ)なんかを仮にワンポイントで着てるのはOK。でもやっぱり白いのをね。黄ばんだ単衣なんかを着てる人はすごく気にくわないわ。 練色(ねりいろ)の衣なんかを着ることもあるけど、やっぱ単衣は白いのじゃな…

狩衣は

狩衣(かりぎぬ)は、香染(こうぞめ)の薄いもの。白いふくさ。赤色の。松の葉色。青葉の色。桜襲のもの。柳色のもの。藤色。男はどんな色の衣でも着てるわ。 ----------訳者の戯言--------- 狩衣(かりぎぬ)は文字通り「狩り」をするときに使っていた衣服…

指貫は

指貫(さしぬき)は、紫の濃いの。萌黄(もえぎ)。夏は、二藍(ふたあい)。すごく暑い頃、夏虫の色をしたのも涼しげだわ。 ----------訳者の戯言--------- 指貫(さしぬき)いうのは今でいうところの袴です。ボトムスですね。括り緒の袴(くくりおのはかま…

歌は

歌はっていうと…風俗歌。その中でも「杉立てる門」ね。神楽歌もおもしろいわ。今様歌は長くて節回しが変わってるわね。 ----------訳者の戯言--------- 風俗というと、すぐにキャバクラとかヘルスとかを思い浮かべてしまいますが、違います。現代じゃないん…