枕草子を現代語訳したり考えたりしてみる

清少納言の枕草子を読んでいます。自分なりに現代語訳したり、解説したり、感想を書いています。専門家ではないので間違っていたらすみません。ご指摘・ご教授いただけると幸いです。私自身が読む、という前提ですので、初心者向けであって、何よりもわかりやすい、ということを意識しているのですがいかがでしょうか。最初から読みたい!という奇特な方は「(PC版)リンク」から移動してください。また、検索窓に各段の冒頭部分や文中のワードを入れて検索していただくと、任意の段をご覧いただけると思います(たぶん)。

2018-05-03から1日間の記事一覧

うへに候ふ御猫は② ~御膳のをりは~

「お食事の時には必ず来てたのにね、寂しいよね」なんて言って、3、4日経った昼頃、犬がすごく吠える声がしたから、どの犬がこれだけ長く吠え続けるんだろうと思ってたら、めちゃいっぱいの犬が見に走っていくんだよね。 トイレ清掃担当者が走ってきて、「あ…

うへに候ふ御猫は①

一条天皇といっしょに暮してる猫は、五位の位階を授けられてて、「命婦(みょうぶ)のおとど」という名前で、すごくかわいくって、天皇も大事にお世話をなさってたんだけど、ある日部屋の端に出てって寝てるもんだから、お世話係の馬の命婦が、「あら、みっ…